とらやのロゴ
提供元: 株式会社虎屋
何でできているか
左に漢字の「虎」を囲んだ赤いマーク、右に黒の「TORAYA」を並べた作りです。和文はマークの中の1字だけで、社名は欧文で書かれています。
形
マークは、中央の「虎」の字を、4つに分かれた弧で囲んだものです。弧は上下左右に1本ずつあり、どの弧も両端が小さな丸い玉になっています。玉は全部で8つで、隣り合う弧の玉どうしが向かい合い、そのあいだにすき間が空いています。全体の輪郭は円に近い形です。「虎」は太い毛筆風の字で、払いや止めに筆の形が残っています。
「TORAYA」は6文字すべて大文字で、太い線と細い線の差が大きいセリフ体です。字は横に広く、字間もたっぷりとってあります。
色
マークは深い赤、文字は黒の2色です。面積は黒の文字のほうが大きく、赤はマークだけに使われています。
この作りが効いている理由
1字の漢字を円形に囲むと、印判や紋のようなまとまりが生まれます。字そのものが意味を持つ漢字は、囲むだけでマークとして成立しやすい素材です。円を1本の線で閉じずに4つに割り、端を玉で止めたことで、輪郭に区切りのリズムが出て、ただの丸枠より表情が豊かになります。
社名を欧文で、しかもコントラストの強いセリフ体で組むと、和の由来を持つマークと並べても古びた印象になりません。字間を広くとった大文字は落ち着いた格調を出すので、マークの重みと釣り合います。
色を役割ごとに分けているのも要点です。赤はマークにだけ、黒は文字にだけ使うと、2つの要素がそれぞれの持ち場を保ったまま、ひとつのロゴとして並びます。