三菱のロゴ
提供元: 三菱グループ
何でできているか
文字を持たず、赤いひし形3つだけでできたシンボルマークです。スリーダイヤの名で知られています。
形
同じ大きさのひし形を、中心から3方向に120度ずつ回して並べています。上に1つ、左下と右下に1つずつ。3つの先端は中心の1点で接していて、全体では正三角形に収まります。
ひし形の縦横比は細長く、角はどれも鋭いまま残されています。線や縁取りは無く、塗りの面だけです。
色
赤の1色です。中間の色も影も無いので、白地に置いても黒地に置いても形がそのまま残ります。
この作りが効いている理由
同じ形を回して並べると、ひとつの図形の中に規則が生まれます。規則のある形は、細部を覚えていなくても「ひし形が3つ」とすぐ言葉にでき、描き直すこともできます。人が覚えて口にできることは、シンボルマークにとっていちばん強い性質です。
マークの元は、創業家の家紋と土佐藩主の家紋を組み合わせたものとされています。家紋は小さく染め抜いても判別できるように作られてきた形なので、単色・面だけで成り立つ現代のマークの条件をはじめから満たしています。
角を丸めずに鋭く残しているのも効いています。丸めると柔らかくなる代わりに、遠目や小さい表示で輪郭がにじみます。車のエンブレムから書類のすみの小さな印まで、大きさを選ばずに使えるのはこの輪郭のおかげです。