松坂屋のロゴ
提供元: 株式会社大丸松坂屋百貨店
何でできているか
外側の円、その内側の菱形の枠、中央の文字1字の三層でできた紋です。
形
いちばん外は太い円の輪です。その内側に、正方形を45度回した菱形の枠を置いています。枠の4つの角には、帯の端が重なったような小さな四角い張り出しがあります。
菱形の中央には、筆で書いたような太い文字が1字だけ入っています。線に抑揚があり、払いや止めの形が残っています。円と菱形が直線と正円でできているのに対して、この字だけが手書きの線です。
円の輪と菱形の枠はほぼ同じ太さで、そのあいだには白い隙間が均等に空いています。
色
黒の1色です。白地に黒の面と線だけで、中間の色はありません。
この作りが効いている理由
松坂屋の紋は、創業家の家紋や屋号の印に由来するとされています。円で囲む、枠で囲む、という二重の囲みは家紋によくある構成で、中の字を「しるし」として際立たせます。
外枠を定規で引いたような幾何学の線にし、中央の字だけを筆の線にしているのが効いています。性格の違う線を一か所だけ混ぜると、そこに目が集まります。囲みが整っているほど、中の手書きの字が引き立ちます。
円の中に収めた紋は、どの向きから見ても外形が同じ丸です。のれんや包装紙、印判のように、置く場所や大きさが変わっても輪郭がぶれないのは、この円の外形のおかげです。